成長株 vs バリュー株投資の違いとは?初心者向け戦略についても合わせて解説

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今回は株式投資における「成長株(グロース株)」と「バリュー株」について解説します。

どちらの投資スタイルにも魅力があり、投資家の性格や目的によって適した戦略が異なります。

本記事では以下のテーマでまとめていきます。

☑成長株とバリュー株の基本的な特徴
☑具体的な銘柄の探し方と投資戦略
☑成長株投資が向いている人、バリュー株が向いている人

投資初心者の方でもすぐに理解できる内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

成長株(グロース株)とバリュー株の違い

株式投資の基礎
まず、成長株とバリュー株の基本情報について把握しておきましょう。

■ 成長株(グロース株)とは?

成長株(グロース株)とは、今後大きな売上や利益の成長が見込まれる企業の株のことを指します。

過去数年間で急激に株価を上げた企業の多くが、この「グロース株」に分類されます。

●特徴
☑高い売上成長率や利益成長率
☑業界の新興企業や革新的なビジネスモデルを持つ
☑株価はやや割高に見えることもある(PERが高め)
☑配当を出さない場合も多い(利益を再投資するため)
●代表例
米国:テスラ、アマゾン、エヌビディア
日本:メルカリ、マネーフォワード、ソフトバンクグループ(過去)

グロース株の株価推移を数年単位で見ると、数倍~数十倍にまで跳ね上がっている銘柄も珍しくありません。

バリュー株とは?

バリュー株とは、現在の株価が企業の本質的価値(企業価値)に対して割安と判断される株のことです。

市場の過小評価や一時的な悪材料で株価が下がっている企業が該当します。

●特徴
☑安定した収益基盤がある老舗企業が多い
☑株価指標(PERやPBR)が低く、割安感がある
☑配当利回りが高い傾向がある
☑成長性は限定的だが、安定感がある
●代表例
日本:JT、三菱UFJフィナンシャルグループ、東京海上ホールディングス
米国:AT&T、コカ・コーラ、IBM

基本的には安定的なビジネスモデルの企業が多く、株価も長期的には安定しているケースが多いです。

どちらの投資スタイルが向いている?初心者のための選び方

投資初心者のイメージ
成長株とバリュー株、どちらが「優れている」ということはありません。投資スタイルや性格、目標によって選ぶべき戦略が変わります。

●成長株が向いている人
☑将来のリターンに大きな期待を持てる人
☑トレンドやテクノロジーに興味がある人
☑短中期のキャピタルゲイン(値上がり益)を重視したい人
☑ボラティリティ(値動きの激しさ)を受け入れられる人
●バリュー株が向いている人
☑長期で安定的に資産を増やしたい人
☑配当金によるインカムゲインを重視したい人
☑保守的な投資を好む人
☑市場全体が下落している局面でも安心して持ち続けたい人

投資初心者の場合、「バリュー株+成長株のミックス投資」がバランスもとりやすくおすすめです。

配当などの安定性と、将来的な値上がりを狙った成長性の両方を取り入れることで、リスクを分散できます。

分散投資によって精神的な余裕も生まれるため、冷静な投資判断もしやすいです。

具体的な銘柄の探し方と投資戦略

チャートを眺める男性
ここでは、成長株とバリュー株の探し方と、初心者向けの投資戦略を紹介します。

成長株の探し方

テーマから選ぶ

AI、再生エネルギー、EV、サブスクリプションビジネスなど、今後の成長が期待される分野から銘柄を絞ります。

売上・利益の成長率をチェック

過去3年〜5年の売上成長率や営業利益成長率が10%以上ある企業は要チェックです。

チャートで上昇トレンドを確認

価格が中長期で上昇しているか、テクニカル指標でサポートされているかを確認しましょう。

成長株向けの戦略

・資産の一部を割り当てる(集中投資は避ける)
・定期的に成長性を見直す(四半期決算を見る)
・利益確定ルールをあらかじめ決めておく(たとえば20%上昇で半分売却)

バリュー株の探し方

PER・PBRが市場平均より低い銘柄を探す

日本株であればPERが15以下、PBRが1.0以下の銘柄が目安で、良い投資先になる可能性があります。

配当利回りが高い企業に注目

配当利回りが3〜5%程度の企業はインカムゲイン狙いに適しており、長期投資に適しています。

安定的な収益とブランド力をチェック

長期で業績が安定している企業や、知名度のある老舗企業は暴落リスクも低く安心して投資できるでしょう。

バリュー株向けの戦略

・毎月定額で購入する(ドルコスト平均法)
・配当金を再投資して複利効果を狙う
・一時的な株価下落をチャンスと捉える

【まとめ】まずはどちらかに偏らず、両方学ぼう

成長株とバリュー株は、それぞれ異なる魅力とリスクを持っています。

成長株は、今後の業績や株価の上昇が大きく期待できる企業への投資で、高い成長性を持つ一方で、価格の変動が大きく安定性には欠ける傾向があります。

また、配当金を出さずに利益を事業拡大に再投資する企業が多いため、利回りは低めであることが一般的です。

投資期間としては中長期で値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うスタイルが向いています。

一方、バリュー株は、現在の株価が企業の本来の価値に対して割安だと判断される銘柄に投資する方法で、高い安定性と配当利回りの高さが魅力です。

急激な成長は見込めないかもしれませんが、着実に配当を受け取りながら長期保有をすることで安定的な資産形成が可能になります。

こちらは、主に長期投資を前提とし、インカムゲイン(配当)や将来的な株価の回復によるキャピタルゲインを狙う投資スタイルになります。

それぞれにメリット・デメリットがあるため、投資初心者はどちらか一方に偏るのではなく、自分のリスク許容度や投資目的に合わせて、両方をバランスよくポートフォリオに取り入れることをおすすめします。

少額からスタートしてそれぞれの株の値動きや企業の特徴を体感したうえで、投資資金を増やして自身の投資スタイルを確立しましょう。

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