初心者が学ぶべき「景気サイクル」と投資戦略の関係とは?

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株式投資で儲けるために学ぶべき、「景気サイクルを活かした投資戦略」について解説します。

株式投資において、長期的に儲けるために景気の流れを理解しておくことは必須と言えます。

景気の局面によって企業の業績や株価の動きが大きく変わるため、より株価の動きを先読みした判断がしやすくなるためです。

初心者のうちは「今が買い時なのか、売り時なのか」がわからずに迷ってしまいがちですが、景気サイクルを意識することで、より戦略的な投資判断が可能になります。

そこで、本記事は以下のトピックに沿って景気サイクルを活かした投資戦略についてまとめました。

☑景気の4局面(好況・後退・不況・回復)と株価の関係性
☑各局面で注目すべき銘柄の特徴
☑実際の経済指標を活用した投資戦略

これから投資を始めようと考えている方や、投資を始めたばかりの方はぜひ参考にしてみてください。

景気の4局面(好況・後退・不況・回復)と株価の関係

グラフ推移
これまで、景気は一定のリズムで循環しながら成長を重ねてきました。

時代によって細かい違いはあるものの、主に以下の4つの局面を経て循環しています。

好況(景気拡大)

経済全体の成長が加速し、企業の業績も好調になります。消費や設備投資が増え、失業率が低下し、株価も上昇しやすい時期です。

ただし、インフレの兆候が見られたり、金利の引き上げが始まったりすることで、相場の天井が近づく可能性もあります。

後退(景気のピークアウト)

好況のピークを過ぎ、徐々に経済成長が鈍化する局面です。金利の上昇や物価高が企業活動や消費を冷やし、企業の業績に陰りが見え始めます。

この段階で株価は先に下落に転じる傾向があるため、売買のタイミングについてはしっかり検討することが大切です。

不況(景気後退)

企業の業績が悪化し、失業率が上昇、消費が低迷します。投資家心理も冷え込み、株式市場全体が低迷する時期です。

ただし、株価は「実体経済の悪化」に遅れて反応するのではなく、「回復を織り込んで」先に動き出す傾向があるため、不況期の後半は買い場となるケースも少なくありません。

回復(景気回復)

政府や中央銀行の金融緩和策などが効き始め、経済活動が少しずつ回復していく段階です。

企業の業績も改善し始め、株価は上昇基調に入ります。ここから再び好況に向かうサイクルがスタートします。

このように、景気と株価の動きには一定のズレがあります。株価は常に「将来」を見て動くため、実体経済よりも早く天井・底を打つのが特徴です。

どの局面でどんな銘柄に投資すべきか?

ビジネスマン シルエット
結論からいうと、景気の局面ごとに注目すべき銘柄の特徴は大きく異なります。

それぞれの局面に合った戦略を立てることで、リターンの最大化が可能です。

好況期:景気敏感株(シクリカル銘柄)

景気に左右されやすい業種、たとえば鉄鋼、自動車、機械、半導体、建設などの「景気敏感株」が好調になります。

企業の利益が急速に伸びるため、株価の上昇も期待できるでしょう。

後退期:ディフェンシブ銘柄・高配当株

消費が冷え込み始める局面では、生活必需品、医薬品、電力、通信といったディフェンシブ銘柄が安定した値動きを見せます。

また、高配当株も下落時のクッションになりやすく、一定のリターンを期待できるため、ポートフォリオに組み込むと効果的です。

不況期:逆張り・割安銘柄を狙う

市場全体が悲観的な時期には、株価が大きく下がっている優良銘柄を安く買えるチャンスが生じてきます。

仮に業績が一時的に悪化していても、財務が健全で将来性のある企業に注目しましょう。いわゆる「逆張り戦略」が有効です。

回復期:グロース株・新興市場

経済が持ち直してきたタイミングでは、再び成長性の高いグロース株やテーマ性のある銘柄(IT、再生エネルギー、バイオなど)に資金が流入しやすくなります。

上昇トレンドを逃さずキャッチできれば、収益拡大が狙えます。

景気の流れに応じて柔軟に投資先を変えることが、中長期での資産形成において重要なポイントです。

実際の経済指標を活用した投資戦略

テクノロジー
景気の局面を正しく把握するには、各種の経済指標をチェックすることが重要です。以下に、代表的な指標とその読み方を紹介します。

GDP(国内総生産)

経済成長の全体像を把握するための基本的な指標です。四半期ごとの成長率をチェックし、プラス成長が続いていれば景気は拡大傾向、マイナスが続けば景気後退と判断できます。

失業率

雇用の安定度を示す指標です。失業率が上がると消費が減りやすく、不況に近づいているサインです。一方、失業率が下がっていれば景気が上向きだと判断できます。

景気動向指数(CI:コンポジット・インデックス)

内閣府が発表する複数の経済データを統合した指数です。「先行指数」「一致指数」「遅行指数」の3つがあり、特に「先行指数」は景気の先読みをする際に参考になります。

日銀短観

日銀が四半期ごとに発表する企業の業況判断です。企業の景況感や設備投資の動向を知ることができ、株式市場にも大きな影響を与える指標です。

これらの指標を定期的にウォッチし、「いまの景気局面はどこにあるのか?」を把握する癖をつけましょう。そうすることで、投資判断の精度が格段に上がります。

【まとめ】景気の流れを読むことが投資の武器になる

投資の成功には、「銘柄選び」や「タイミング」だけでなく、「マクロ経済」の流れを読む力も欠かせません。

景気のサイクルは決してランダムではなく、ある程度のパターンをもって繰り返されます。

初心者のうちは景気の動きを読み切るのは難しいかもしれませんが、日々のニュースや経済指標を少しずつチェックするだけでも大きな前進です。

そして景気局面ごとに投資戦略を切り替えていくことで、リスクを抑えつつチャンスを掴む力が身につくでしょう。

長期的な視点を持ちながら、景気の流れを味方にして、安定した資産形成を目指していきましょう。

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